SSDアプリケーション

複合機（MFP）は、多機能周辺装置、多機能複合機、多機能デジタル複合機とも呼ばれ、プリンターやコピー機、ファクシミリ、スキャナーなどの機能を統合したOA（オフィスオートメーション）設備です。プリンターやコピー機と異なり、複合機は、高速、高耐久性、安定した品質、省スペース、比較的低い1枚あたりの印刷コストなどのメリットがあります。このため、企業にとって不可欠なオフィス設備となっており、オフィス向けレンタルパッケージの場合は、専門のメンテナンスを提供する保証サービスが付属しています。

企業向けの複合機は、すでにプロセッサー、メモリ、ハードディスク、ファームウェア、ネットワーク機能を内蔵したネットワーク機器となって久しく、企業のファイルサーバーやメールサーバーに容易に接続することができます。ワイヤレス機能や高度なネットワーキング機能、クラウド機能を備えたモダンな複合機もかなり普及しており、企業の複雑なワークフローをサポートしています。また、USB/SDカードスロット、ADF、両面印刷/スキャン、ペーパーレスFAX、クラウドプリント、Wi-Fi Direct/Bluetooth/NFCモバイルプリントなどの機能もあります。そのため、市場では基本的な4-in-1型複合機のほか、6-in-1型、8-in-1型、10-in-1型の複合機も提供されています。

企業向け複合機や大型ビジネス複合機のユーザーインターフェイスは、物理ボタンとタッチスクリーンで構成され、中型・小型ビジネス複合機は、物理ボタンと小さな液晶テキスト表示画面のみを搭載しています。最近では、タブレットPCを複合機に組み込み、より直感的な操作を可能にしているメーカーもあります。タブレットの組み込みは、オペレーションシステムの組み込みと同義であり、文書のプレビューや編集機能（拡大、ロゴ編集、透かし、機密情報のマスキングなど）を提供することで、複合機の多様化を可能にします。

コンピューティング機能とネットワーク機能により、複合機は企業のワークフロー管理システムと緊密に統合されるようになっています。複合機が企業のERP、CRM、BIシステムなどのデータベースやプラットフォームとさらに統合されるようになれば、バーコードやOCRメカニズムを通じて、デジタル文書を自動的に分類し、対応する端末やシステムに配信することができ、現代的な企業ワークフローの中核となることができます。

プライベートクラウドと複合機

複合機がより強力な処理能力とプログラマブルなスペースを持つようになるにつれ、複合機メーカーは自社製品に企業のデジタル化と同調したハードウェアおよびソフトウェアアプリケーションを導入するようになりました。大量のデジタルファイルには、より大きなストレージ容量と、より効果的なリード/ライト速度のストレージソリューションが必要となります。複合機に搭載されるストレージデバイス、あるいは企業のプリントサーバーやファイルサーバーを問わず、Solid State Storage Technology Corporationが製造する大容量で高速のリード/ライト機能を備えたSSDは、複合機のファイルアクセス効率とストレージパフォーマンスを向上することができます。

大容量のSSDを搭載した複合機は、より便利で安全なデータアクセスを可能にし、従業員の生産性向上を促進します。頻繁に使用するファイルを保存しておけば、ユーザーが印刷時にPCと複合機の間を往復する必要がなくなります。また、タスクの手順を設定することで、文書の大量印刷を営業時間外に設定し、他のユーザーによるプリンターへのアクセスを妨げないようにすることもできます。一時的に保存された印刷するファイルは、PCから印刷が実行された後、印刷されたコピーへの安全なアクセスのためのパスワードを入力するか、認証確認を入力しなければ文書を印刷して取得することができないため安全です。

企業向け複合機へのネットワークアクセスが容易になったことで、データ漏洩や盗難のリスクは高まっているにも関わらず、複合機はデータセキュリティの面で往々にして最も見落とされやすくなっています。しかし最近では、複合機メーカーが、自社の複合機製品における関連のデータセキュリティの継続的な向上に取り組むようになっています。Solid State Storage Technology CorporationによるSSDは、セキュリティ、安定性、信頼性を重視し、高度なAES 256暗号化技術で信頼できる複合機向けのストレージデバイスを提供しています。